まちなか研究所わくわくが「いつかは取り組みたい」と思い続け、
今年度立ち上げたマチグヮー情報館のスタッフが情熱をもって取り組んだ、
那覇市中心商店街（マチグヮー）に関わってこられた年配の方々への聞き取り調査。
そこで語って頂いたことを冊子にまとめた
『19人が語ったマチグヮーの歴史』 がついに完成しました！！



マチグヮーは戦後、那覇の経済復興の礎となった地であり、
さまざまな動乱期を乗り越えて発展してきましたが、
大型店舗が続々と郊外に建設され、年々マチグヮーから来街者が減少しています。
そこで、年配者の貴重な記憶を形ある資料として残していくとともに、
若い世代にマチグヮーに親しみを感じてもらうきっかけづくりになればと、
中学２年生を対象とした社会科副読本として、調査の内容を編集しました。
内容は、聞き取り内容を中心に、
1950~70年代当時のマチグヮーがわかる写真やランドマークを記入した地図、
年表を掲載し、商店街の歴史が、立体的でふくらみを持った時間軸として
多面的にとらえられるよう構成しています。
また、商店街の活性化をテーマにしたグループ学習のためのワークシートを導入し、
複写してそのまま授業に使えるよう、中学校の先生方にも使いやすく工夫しました。
マチグヮーで職場体験をする中学生の事前学習や、
地域の歴史を学ぶ授業のほか、
マチグヮーを知るための読み物としても広くご活用下さい。
『19人が語ったマチグヮーの歴史』は
まちなか研究所わくわく事務所内で無料配布しています
　⇒ 大変ご好評いただいたため、無料配布分は全て配布完了いたしました。
　　　１冊500円（税込）でご購入いただけます。
（地図　http://machiwaku.ti-da.net/e3014454.html ）
その他にも、那覇市立図書館、那覇市内の公民館や
那覇市立中学校に閲覧用として置かせて頂きますので、
是非ご一読下さい！！
※マチグヮーとは？
「マチ」とは市場のこと。「グヮー（小）」は親しみをこめて呼ぶ時に使う言葉です。
本書では第一牧志公設市場を中心とする那覇市中心商店街地域を指します。