まちなか研究所わくわくは、沖縄県で活動しているまちづくりNPOです。

福島県只見町災害ボランティアセンターへ派遣




8月17日(水)~22日(月)にかけて、災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)による運営支援者派遣の一環で、福島県只見町の災害ボランティアセンターの運営に入ってきました。
支援P>平成23年新潟・福島豪雨災害への支援について
http://www.shien-p-saigai.org/?p=412



2011年7月26日~30日かけて福島県・新潟県を記録的な豪雨が襲いました。福島で被害の大きかった只見町では、8月1日に「只見町災害ボランティアセンター」が立ち上がり、県内外からボランティアの受入れを行い、復旧・復興に向けて多くのボランティアが活動しています。
只見町の被災状況 http://www.tadami.gr.jp/top-page/gouu/gouu.html






●只見町概要
福島県南会津郡にある町。日本有数の豪雪地帯。冬には2mもの積雪がある。また、町域を流れる只見川には複数のダムがあり水力発電の基地となっている。
・人口 4,857人
・世帯数 1,861世帯
・高齢化率 41.4%
只見町HP http://www.tadami.gr.jp/
Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%AA%E8%A6%8B%E7%94%BA
●只見町災害ボラセンの一日
8:00 スタッフミーティング
8:30 ボランティア受付開始、オリエンテーション、マッチング、活動開始
~午前/午後巡回~
16:00 ボランティア活動終了、後片付け、消毒、解散
16:30 翌日の活動準備、ニーズ受付票の整理・集計、翌日のニーズ・資機材の在庫確認
17:00 晩方ミーティング















ボランティアは県内外、町内からの来られていました。
地元のボランティアの方々が運営の中核を担っておられ、外部からの支援者が隙間を埋めるような地元中心にセンター運営が行われていました。
只見町災害ボランティアセンター
HP http://www.shien-p-saigai.org/tadami/
twitter @tadamisaigaivc
●ボランティアの活動の様子
八木沢地区と黒谷入地区の被害が大きく、主に両地区での住宅の泥出しや家財道具の洗浄などの活動がメインでした。その他にも浸水ではなく、山側からの土砂崩れや沢の氾濫など、点在して被害の大きいお宅での活動もありました。
地区の側溝など、個人ではなく、地区の共有空間の泥かきなどついても消防団のボランティアの方々が一気に片づけるなどされていました。
泥出しニーズついては徐々に収束に向かっているようです。ただ、被災地区による差やより個別化していくニーズにどのように応えていくかは、議論されているところでした。
最終的には地域の自治力が問われるな~、と実感し、沖縄への帰路につきました。
●こぼれ話
只見で焼肉というとマトンだそうで、スーパーに買出しに行くと普通にマトンが売っていました。支援Pメンバーで自炊の毎日でしたが、ある一日はマトン買って食べました。二軒在家(にけんざいけ)にあるお肉屋さんのマトンが有名だそうです。
・・・
毎日のように地元の方が、トマトやきゅうりを差し入れして下さっていました。
このきゅうりが個人的には驚愕のおいしさで、感動でした。



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只見町の皆さん、センター運営に携わっていた皆さんには本当にお世話になった6日間でした。
是非また行きたいと思います。



送り出してくれたまちわくの皆と家族に感謝です。
ありがとうございました。
宮道喜一