まちなか研究所わくわくは、沖縄県で活動しているまちづくりNPOです。

3.11から半年を振り返り、これからを考える【座談会】

報告が少し遅れましたが、
9月11日(日)14:30~ 沖縄県立糸満青少年の家で
震災から半年をふりかえる座談会を開催しましたキラキラ 
座談会の様子をお伝えしますおすまし
3.11から半年を振り返り、
これからを考える【座談会】
大規模災害時の組織対応力をみがく
〜沖縄のNPO・中間支援組織に問われていること〜
日時:2011年9月11日(日)14:30~17:00
主催:ジョイント実行委員会
場所:沖縄県立糸満青少年の家

●主な話題提供者は以下のみなさんでしたピース
~沖縄からの動き~
 早坂佳之氏(NPO法人沖縄県自立生活センター・イルカ
 高野大秋氏(那覇市社会福祉協議会
 秋本康治氏(NPOエクスブリッジ
~東日本大震災、被災地でのNPOと中間支援組織の動き~
 川北秀人氏(IIHOE・代表)

沖縄からのトップバッターは
NPOエクスブリッジの秋本康治さん



学生を東北に派遣したプロジェクトの報告をいただきました。
沖縄から震災ボランティアで派遣された学生を中心とした
ワークショップが10/29(土)に開催されるそうです♪赤
二番手は
NPO法人沖縄県自立生活センター・イルカの早坂佳之さん


途中で黙祷をしました。

イルカの女性メンバー2人からも報告がありました


被災地に行って感じたことを中心に報告いただきましたおすまし
「支援する人も被災者である」
という現場のリアルな課題を挙げてくれました。
三番手は
那覇市社会福祉協議会の高野大秋さん


那覇市災害ボランティア支援センターとしての
取り組みを報告いただきました。
・災害関連情報サイトの構築
・災害に関する企業社会貢献アンケートの実施
・被災避難家庭激励事業
・被災避難者・ボランティア交流会の開催
・沖縄県被災者見舞金給付事業の受け付け
などここ半年間での具体的な動きを報告いただきました。
最後に
東日本大震災、被災地でのNPOと中間支援組織の動きを
IIHOE代表の川北秀人さんに報告いただきました






下記に気になったキーワードを載せておきます。
【今回の震災は質が違う】
1万人以上死者が出た災害で、高齢者率が20%以上
【怖いのは関連死】
仮設住宅入居後の孤独死など。
→「仮設」ではなく「中期+医・福隣接」が必要
【大規模ゆえに複雑】
→3つのフェーズが同時進行
【ポジションを決めないと、支援は組み立てられない】
・支援活動の3種類
-サービス供給
-ロジスティクス支援
-後方支援
【即応する姿勢を持つ団体のネットワークへの提案】
-ニーズ別の専門団体の連携
-相互補完原則の共有
-人的繋がりの共有
-拠点の確保
【今後のまちづくり・復興のシナリオは、
高齢者と被災規模(ダメ—ジ)で異なる】
【近隣・遠隔地からどう支え続けるか?
(支援者の基本原則)】
-支える:与えるのではなく、一緒につくる
-ウォンツではなく、ニーズに応える
-意思(will)が出てくるまで、待つ
-単発ではなく、協働して、積み上げる
沖縄と被災地。
被災者と支援者。
二つの視点からこの半年を振り返り、
これからの在り方を考える良い機会となりましたびっくり
話題提供者のみなさま、
参加者のみさなま
ありがとうございましたおすまし
(ボランティアスタッフ:牧志朝英)