沖縄地域社会ビジョン大学院2012・夏
9月22日(土)9:30~15:30
毎年100回を超える
会議やワークショップなどの進行役をされている
青木将幸氏を県外からお招きし、
「会議ファシリテーション」について講義していただきました。
「質問・発言いつでもOK」で、
ワークを通して体験しながら学べる時間になりました。
さっそく「青木さんが落語家さんにみえる」!?という発言もあり、
和やかな雰囲気で講義が始まりました。
ここで講義内容を少しだけご紹介します。
work“とくいなこと”会議
「自分の得意なこと・好きなこと・これから上手になりたいこと」を
それぞれ書き出し、3人チームを作り、
3人の得意なことを活かして会社をつくるとしたらを話し合います。
これは大阪にある家具屋さんが実際に行っている会議法だそうです。
work共通点さがし
対立する場面でも必ず共通点は見つかる!!
他にも、
workこんな会議がいい/イヤで合意点をさがす練習などもしました。
workのなかで、
柔軟に丁寧に聴くことの重要性
どんな場面でも、自分と異なる発言や意見から
学べることが豊富にあること
会議中に2~3人で話す時間を設けることの有効性 などなど…
一人一人が実感しながら学ぶことができたのではないでしょうか。
何回か設けていただいた質問タイムでは、
Q.会議後に文句を言う人がいる場合、どうしたらよいか?
おそらく、問題の根本は議題以外のことだろう。
→会議の半分以上は、人の関係性と感情が関わる。
ファシリテータとしては、このようなことにも気を使う。
個人的に話を聴きに行ったり、
タイムキーパーなど進行のサポート役をお願いしたりするとよい場合もある。
Q.話がかみ合わなくなった場合、どう対応すればよいか?
→事前の打ち合わせと内容が変わっても、
その現実を受け止め、次の展開を一緒に考える。
Q.ファシリテーションの手法やファシリテータの役割を
会議参加者に理解してもらう方法は?
→急な変化は難しいので1割ずつ変えていく。
例)板書だけ始める、
グラデーション挙手など1つだけ手法・道具を取り入れる
「10分だけ練習させて」とお願いしてみる など…
受講生の日頃の会議への反省や不満がぶつけられたようです。
講義の最後に会議実習を行いました。
議題も受講生が一人一つ出しあい、
その中から3㎝投票とグラデーション挙手を使って一つ決定し、
ファシリテーターも受講生がしっかり務めました
ここで受講生のふりかえりシートを一部ご紹介します。
受講生が自分に活かしたいこととして以下の点が挙げられました。
・会議に参加してくれる人を尊敬の念をもって迎える
・組織の体制を見直す!!
(講義を聴き、考える中から、組織設計の改善点が改めて見えてきた。)
・活人組織をつくる為、今日学んだ手法や考え方を積極的に取り入れていきたい。
急な変化はNG。
・間を埋めない。
・考え方も十人十色 など…
青木さんが次にどんなworkを進めるのか、
わくわくしながら参加できる講義でした。
青木将幸さん、沖縄まで来ていただきありがとうございました