沖縄地域社会ビジョン大学院2012・夏
9月28日(金)19:00~21:30
「沖縄の子どもと貧困」と題し、
子どもの遊びや創造に関わる環境をテーマに研究されていて、
『沖縄子ども白書』の編集もされた、
仲渡尚史氏に講義していただきました
講義内容を一部ご紹介します。
・沖縄の子どもを取り巻く困難
「貧困はあきらめを生み、意欲をなくす」
→貧困のサイクルが常態化してしまう
・子どもの貧困についての研究事例
・「学習」の考え方 ワロンピアジュ
・サイレントベイビー
子どもの情動に応答することを保証する社会にしなければならない!!
・日本の学校はピアジュ型の考え方であり、
常に評価され、何が足りない状態か判断されている。
・平らな校庭ではなく、日陰やでこぼこのある遊び場にしよう
・レッジョ・エミリアの幼児教育
・学ぶ=真似る
子どもは大人の真の部分を見てまねる。 など…
子どもに対してだけでなく個人の情動に応答しない社会だと明らめ、
個人や有志で課題解決しようという動きが広がっているように感じます。
しかし、子どもが育つ環境を保証する責任は周りの大人にあるのではないでしょうか。
ここで受講生のふりかえりシートをご紹介します
受講生のみなさんが自分に活かしたいこととして以下の点が挙げられました。
・子どもの問いかけには答える
・子育てがしやすい環境とは何かを考える
・自分なりの支援を考えてみる
子どもを取り巻く環境は様々な視点がありますが、
講義が考えるきっかけをくれたのではないでしょうか
仲渡尚史先生、ありがとうございました