日時 10/3 19:00~21:00
場所 天久ヒルトップ
講師は沖縄国際大学 法学部 地域行政学科 教授の佐藤学さんです。
今回もお土産を頂きました。宜野湾市大山の名物タイモのパイです。初めて食べましたが、甘さ控えめで、とても美味しかったです。ありがとうございました!
《主な流れ》
政策とは何か。
①主体は誰か:〈公〉と〈私と民〉と〈市民社会〉
②何をすること/ものか:「公」「公共」「政策」という用語
→「公共」ではない「政策」はあるのか?
公の力で、問題を解決する試み、その仕掛け
起点を作り出す主体は市民やNPO、企業、行政、議会
政策形成とは何か。
①問題発見、課題発見、課題設定
〈問題の特定〉
なにが問題なのか、なにを良くしなければならないのか。
〈時系列の問題〉
「いま」のままよりも「良くする」必要
「いま困っている」ことを「良くする」必要
「このまま行ったら困る」ことを防ぐ必要
「過去の間違いを正す」必要
〈因果関係〉
何が原因で問題が起きているのか。
問題が起きた結果、どうなるのか。
論理を立てる必要→論理が間違っていると解決せず、新たな問題を生み出す
②〈公共〉政策にする回路:市民が政策に関わる
説得する必要→公的資源の投入〈税金がかかわる〉
③「政策形成」とは、問題を公共の力=金、権力=で解決する回路・仕掛けを作ること
だから
④税金を使うために
・公共性の確立
・透明性の確保(実施過程)
・効率性 いわゆる B/C
政策形成の過程
問題・課題の所在:生活の中から〈行政がWSを開く意味〉
↓
問題が生じる構造の解明
↓
解決策の検討
↓
〈公共〉への訴えかけ=解決策の政策化=行政・議会への働きかけ
↑報道機関の役割・インターネットを通じた社会化
〈問題の可視化〉
↓
予算・権限の付与=議会、行政の役割
↓
政策の〈事業〉としての実体化
↓先の次元
(政策の執行)
↓
(政策の評価)
しばしば、逆行してしまう=事業予算が先にあり、「執行」優先になる
最後にワークをやるはずが、時間がなかったので質問タイムになりました。
佐藤さん今回も講義ありがとうございました。