まちなか研究所わくわくは、沖縄県で活動しているまちづくりNPOです。

沖縄地域社会ビジョン大学院2015 9/26 フィールドワーク

こんにちは
ビジョン大学院5期生の宮城です。
9月26日土曜日、私宮城が個人的に楽しみにしていたフィールドワークが、ビジョン大学院OBOG指揮のもと、開催されました!
今回のワークの目的は
・問題設定意識を持つ
・チームワークを高める
・OBOGとの交流

これらの目的を掲げ、3つのグループに分かれ、那覇市の中心街である国際通り周辺を与えられたテーマを踏まえて散策しました。
そのテーマとは・・・「残したいモノ」。
みなさんは那覇市中心街で残したいモノと言われると、何を思い浮かべますか?
それぞれのチームで残したいモノを頭に置き、まち歩きをしました。
実は私自身、最近では国際通りを歩く事がほとんどなく、
観光客のようにウキウキしながら歩きました。
私たちのチームは公設市場を中心に回り、
何故か食べ物のお店ばかりに目が行ってしまったのですが。。
店先ではオバアが「これ、新鮮よ~」とか、「美味しいよ、食べていきなさい」など
沖縄のオバア独特の”カメーカメー攻撃”にあったり、道で出会ったオバアが色々話してくれたりと、
人との繋がり・沖縄のあったかさを感じました。
  
まち歩きの後は各チームでまとめた「残したいモノ」を発表しました。
まず 一つ目のチームの残したいモノは・・・
「一つ一つのお店がつむぐもの」
水上店舗や八軒通りを歩き、今昔を聞いたそうです。
なんと、八軒通りは日本一長い商店街だそうで、13店舗に及ぶ工房や雑貨店、化粧品店が並んでいるそうです。
そして意外にも若者が営むお店も多く、新旧の融合を感じたそうです。
沖縄県外の方でも、それぞれで沖縄とのつながりを持って、活性化に貢献しているそうです。
そして 二つ目のチーム。
「変わりつつあるまち!!~オバーからアジアへ~」比較的新しい建物から見てまわり、徐々に古い町並みへ移っていったようです。
観光によるまちの変化を感じ、暮らしの中にも変化が生じているのを感じたようです。
新しいホテルが建つ一方で建物の老朽化が進み、昔ながらの商店が取り残されたような感じを受けますが、その昔ながらの町並みこそが、地域にとっては必要な場所であり、残したいモノであるという事でした。
最後に私たちのチームの発表。
全てのチームが残したいモノとして、人との繋がりやあったかさ、地域のコミュニティーだと挙げていました。
まとめると・・・
★ 名物オバアたち
★ ずっと働ける、健康づくりのまち
★ 町の歴史は人が作る!!
★ 人の魅力
観光客が年々増えていく中、新しいモノを取り入れる事も必要かもしれません。
しかし、お客さんに気軽に話しかけるオバア、まるで自分の故郷に帰ってきたかのように
フレンドリーなお店の人々。そして町並み。
新しいモノを取り入れつつ、これまでの雰囲気も残して共存させていく。
地域に住む私たち一人一人が 問題意識を持ち、まちの発展を考えていく事が
必要になるんだなと実感した、素晴らしい時間になりました!!
さて。午後はゼミでーす。