こんにちは!
沖縄地域社会ビジョン大学院6期生の金城です。
第一回目の講義は、 「市民性教育論(シチズンシップ教育)」 についてでした。
では、さっそく6/25の講義の内容についてご報告いたします♪
講師:川中大輔氏
(シチズンシップ共育企画代表、ファシリテーター、日本シティズンシップ教育フォーラム(J-CFF)事務局長・運営委員、立命館大学サービスラーニング担当嘱託講師、同志社大学大学院総合政策科学研究科嘱託講師)
今回の講義の目的は「市民として社会に関わること、市民としての意識と行動力とはなにかを学ぶ」でした!
講義のはじめに、「道はみんなのもの」という絵本の回し読みをしました。
この本は、ベネズエラの実話をものにした絵本で、急速な開発により遊ぶ場所がなくなった子供たちが、「みんなで遊べる公園がほしい」と自分たちの力で立ち上がり公園を作っていく、という内容です。そのなかで、市長に訴えるも計画するだけで結局は選挙目的で放置されたり、はじめは相手にしなかった大人たちが、マスコミの力で動いたりと、周囲の大人たちを巻き込んで公園を作っていきます。
本を読んで気づいたことをグループに分かれて発表しあうなど、グループ学習を交えながら”市民になる”ということをわかりやすく学ぶことができました。
それをもとに、市民性教育について考えていきます。
市民性教育とは、 市民であることに気づき、市民になるプロセスを教える というものです。
個人の地域への不満をほかの地域住民と共有し、地域社会で問題を解決することが地域社会をよりよいものにするためのプロセスとなります。その場を提供する教育、市民として不満をみんなで解決するきっかけを与えることが市民性教育なのです。
つまり、
「他人ごと」 を 「じぶんごと」 にするのではなく 「じぶんごと」 を 「よのなかごと」 にするということ!!!
自分の心の中にある不満や問題を、小さなことでも大きなことでも周りの人に共有していくことで解決できるきっかけになるのです。私自身も悩んでいることを、友達や周りの人に相談することで1人では解決することのできなかった問題も解決につながったという経験があります。こうして1人1人が自分の思っていることを発信することが地域の問題を解決することにつながっていくということを学びました。