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沖縄地域社会ビジョン大学院2016 8/5(金) メディア論

こんにちは!
ビジョン大学院6期生の照屋です。
第11回目の講義は、「メディア概論~社会変革のための情報マネジメント~」についてでした。 
8/5の講義の内容についてご報告いたします♪
講師:稲垣暁氏 (ナハ市民活動支援センター専門相談員)

今回の講義の目的は
時代の変化に対応した情報収集と発信作法について考えることでした!
この5年間で大きく変化した、メディアのウリと方向性
携帯電話の普及で市民がすぐ動画等で情報を公共に提供出来るようになった。
→速報性の地位下落。ウェブとの融合で既存のメディアの経営悪化。
→新聞が高齢者メディアになりつつある。
 記者がいない自治体...行政機関の監視がない...声が大きい意見で成り立つのでは。
 民主主義の危機びっくり!
→ここ最近のスマホの普及でSNSを利用する人が増え、若者ほどテレビより携帯をいじる時間が長い。誰もがすぐ発信できるようになった。 
他方、
→既存メディアの専門性は優れている。新聞の調査力、情報力信頼力はある。
→双方向性 かつて 1(マスメディア) 対 多数(受け手)
       今  多数     対 多数 or 1
 となって市民メディアとつながる関係性が出てきた。メディアと市民の協働性

最大の変化「パブリックアクセス」「シェア」
放送業界が公共の電波を独占していたものが、誰もが動画等で発信ができるようになったびっくり
電波・紙と通信の垣根が下がったふたば
一方で、
・安易なシャアの怖さ シェアすることの法的な判断は出ていない
          シェアされた側がおかしな情報話流したみたいな感じを受ける
・チラシや掲示物の閲覧率が低下(特に若い世代)
・SNSの進展で、メールへの接触率の低下
・行政や公的機関の広報力は劣化・・・自主規制が多い。(サイバー攻撃から守る、ブロックする)ウェブの利活用が下手。

この状況を、どう生かすか
・必要性、客観性が伝わる表現を
①誰に伝えたいのか 誰が知るべきなのか
②なぜ、伝えるのか 読む必然性
③事実と意見の明確な書き分け
→ブログなどのSNSで事実と自分の意見を混在していないか。
 自分しか知らない事実を伝える (受容的共感的態度)
 主語は「当事者」。発信者ではない。
④動画には字幕をつけ分かりやすくする。
学び
誰もが発信できるようになったからこそ、流通すべきではない・お金を払うべき情報には
 注意する。

一方通行から双方向への動きで、マスメディアに働きかけるチャンスがある。
色々な意見をタイムリーで発信する新書で事実を補強する。見えてくる「真実」。

(受講生:照屋)