まちなか研究所わくわくは、沖縄県で活動しているまちづくりNPOです。

沖縄地域社会ビジョン大学院 2017公開講座を開催しました!

沖縄の福祉と地域づくりを考える
◆基調講演 ひとを育む地域づくり
講師 櫻井 常矢 氏 (高崎経済大学 地域政策学部 地域づくり学科 教授)
◆パネルディスカッション 沖縄の福祉と地域づくりをつなぐ担い手
司会 平良斗星氏(公益財団法人みらいファンド沖縄 副代表理事)
話者 櫻井常矢氏(高崎経済大学 地域政策学部 地域づくり学科 教授)
   仲村渠満氏(社会福祉法人宜野湾市社会福祉協議会 事務局長)
   南信乃介氏(NPO法人1万人井戸端会議 代表)
   宮里大八氏(琉球大学 地域連携推進機構 特命准教授)
 公開講座の基調講演では、講師に櫻井常矢 氏(高崎経済大学 地域政策学部 地域づくり学科 教授)をお招きし、「ひとを育む地域づくり」についてお話いただきました。
公開講座で話されたキーワードを一部ご紹介ピカピカ
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◆基調講演
■地域づくりの必要性
地域の課題は
・多様化し深刻化している
・お金があっても解決できない課題ばかり
・行政だけでは、対応/解決できない課題ばかり
 
例)・高齢化、人口急減
  ・介護予防
  ・民生委員の全国平均年齢70歳超。担い手がいない
解決するには?
⇒人口減を前提とした地域づくり=本当に必要な役割のみを残す
⇒自己完結の限界(「自分たち」だけでは解決できない)
 ⇒どこかと連携・協働する必要がある
⇒地域の困りごとは自分たちで解決する仕組を作る、力を付ける必要がある
■地域づくりとは
・事業活動そのものは地域づくりとはいわない!
 事業活動に至る過程が地域づくりである!
・地域の課題を解決することが地域づくり = 地域課題の発見することが大事
プロセスとしての地域づくり
地域課題⇆話し合い⇆事業・活動⇆評価(ふり返り)
・プロセスが育む市民力、地域力 事業活動「まで」をどのように進めるか
 →計画を作る過程でどれだけ巻き込めるか
 →考える、話し合う環境をどう作るか=悩む環境をどう作るか
などなど、重要なキーワードはまだまだありますが、
福島県浪江町の取り組みを事例にあげながら、大変引き付けられるお話を聴くことができましたニコニコ
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講演の後は、参加者同士で意見交換&質問づくりをしました。



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◆パネルディスカッション
パネルディスカッションでは、櫻井氏による地域課題の引き出し方や、
仲村渠氏による宜野湾市での取り組み、課題
南氏による繁多川地域での取り組み
宮里氏による、大学と地域の関わり方について、などの議論を交わしました。


話されたキーワードは、、、
・今ある努力に目を向け、足りないものを補っていくと、地域づくりは上手くいくのではないか。
・繁多川では、地元の方に3年程の聞き取り調査をして、
湧き水や、豆腐づくりで子どもを育てた話など、地域の資源を聴くことができた。
そこから、地域に誇りをもつ教育につながった。
・社会教育の良さは学び合えることで、プロセスだらけである。
・防災など事業を通して参加、話し合いのきっかけを作る。
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お話いただいた、櫻井先生、仲村渠局長、南さん、宮里先生
受講いただいたみなさま
ありがとうございました!!
日時:6月4日(日)13:00~16:00
場所:琉球大学研究者交流施設・50周年記念館 多目的室
(沖縄県中頭郡西原町千原1番地)
参加者:54名


沖縄地域社会ビジョン大学院
は、地域社会の課題解決の取り組みに参画する社会人を対象とした、短期集中プログラムです。
問題の本質を捉えるための「視点」「理論」を学び、社会を変える力「課題設定力」「企画力」「ネットワーク力」を磨く場となっています。
今年度は、6月24日(土)からスタートします。
県内外からの講師の方をお呼びしての講義、そして課題解決のアイディアを提案するプログラムです。みなさまのご参加お待ちしています!!
(※学校教育法上で定められた大学院ではありません。)
沖縄地域社会ビジョン大学院2017受講生募集中!
プログラム詳細はこちら → http://machiwaku.ti-da.net/e9556829.html
受講申し込み締め切り:2017年21日(水)