メディア概論
~社会変革のための情報マネジメント~
こんにちは、7期生の金城です
【講師:稲垣 暁 氏】
(社会福祉・防災士)
1960年神戸生まれ。
毎日新聞社記者時代に阪神淡路大震災に遭い5年間、被災当事者として仮設住宅等でボランティア活動を行う。
その後社会福祉士、ソーシャルライター&ソーシャルワーカーに。
前半の講義では
コミュニティの課題(生活者課題)とメディアについてレクチャーされ、沖縄県の就学援助制度の未通知問題についても触れていました。
ここで驚いたことは...
就学援助の対象となる世帯が、就学援助について知らない
という事実が存在したことです!
(小学1年:23.1%、小学5年:19.8%、中学2年:19.5%)
課題当事者の多くが情報から排除され、「情報が届かない」問題が生じている。
その背景には...
①情報獲得源が4大メディアからスマートフォンに移ったこと。
②メディアが「健康で文化的な生活」のための基礎的な事項を伝えていないこと。
③メディア・行政広報の機能不全による、行政の施策や制度、行政サービスの情報が伝わっていない。
などの要因があると考えられています!
世代によって情報の到達度が違うことを視野にいれなくてはならない
と稲垣先生もおっしゃっていました
しかし沖縄のメディアにはこんな特色も
沖縄はラジオ天国であり、日本一ラジオを聴く県民である。
コミュニティFMを聴くツールというより参加する・集う・議論する・育てるツールとしてうまく活用すれば、情報発信として将来性のあるメディアになるのではないでしょうか。
以上が前半の講義の内容です
後半の講義では、前半に学んだ生活情報を受け取れない人々である社会的な弱者の立場を視野に入れながら、ゼミの企画について、「そもそも、なぜ」テーマをあげたのかを、各グループで見つめなおしました。
グループ学習の手順としては
①そもそもなぜ必要なのか?を問いかける
↓
②客観的事実・社会的ニーズを挙げる
↓
③仮説を立てる
↓
④議論すべきところを考える
↓
⑤現状をどのような将来に変えるか目標を設定する
5つの段階について話し合う内容でした。
私たちのグループではそもそもなぜ企画が必要か?
について改めて考えることで、大きな発見をしました
私たちのテーマは「持続可能な自治会活動を目指す」です。
そのためには地域のつながりが大切であると今日の講義以前から話はありましたが、「地域のつながり」がなぜ必要であるかは曖昧でした。
企画を見つめなおしたどり着いた答えは...
人を救うのは人であり
誰かに助けられたら、誰かを助けてあげればいい
お互いが支えあうことのできるつながりが大切であり
そのつながりを地域で築いていくべきだ
ということになりました。
今日の講義内容は企画を再度見つめなおすいい機会になりました
いよいよ明日で講義も最終回です
最終発表に向けて
ラストスパート頑張りましょう
受講生:金城