ファシリテーション
日時:2019年6月28日(金)
場所:有料老人ホーム天久ヒルトップ『地域交流室』
みなさんこんにちは!
沖縄地域社会ビジョン大学院9期生の比嘉宏武です! 先日行われた入学式式を終え、本日から講義が始まりました!!
講師を務めてくれたのは、「NPO法人まちなか研究所わくわく」の副代表理事、事務局長の宮道喜一(みやじ きいち)さんです!
今回の講義のテーマはファシリテーション
講義の内容に行く前に「ファシリテーションってなんなの?」と疑問に思う方もいらっしゃるので、はじめにファシリテーションとはどういうものなのかを説明していきます!!
ファシリテーションとは、facilitate(簡単にする、容易にする、手助けする、促す)を語源とし、参加、発言、貢献、活躍、相互交流などをしやすくすることを意味します。また、会議等の場においては「参加や発言、相互交流がしやすい状況を作る」という意味になります。
また、それに伴い、ファシリテーターというそういった状況が生まれるような準備、場づくりをし、進行するという役割も存在します
では、さっそく、講義の紹介をしていきます!!
今回の講義では、グループワークをメインに、ファシリテーションとはどういったものか、ファシリテーターの役割として何が大切か、また、今後、ゼミ活動の中で行われる話し合いをする上でのルールをみんなで決めていきました!
まず最初に、話し合いや会議においてのファシリテーションの意義や、ファシリテーターの役割として何が大切なのかを学びました!
そもそも会議には
の4つの役割があり、
ファシリテーターはこの4つの役割が円滑に行くように話し合いや会議を進めていきます。また、そのファシリテーターに求められるのが、①場の雰囲気づくり②書く③聴く④問い⑤収束のプロセス⑥グループサイズのコントロール⑦ふりかえり⑧フィードバックと自己開示の8個のスキルです
特に重要なスキルがふりかえりで、振り返りができていないと、会議の進捗状況を参加者で共有することができず、何のための会議なのか見いだせなくなる可能性があるためです。
グループワークでは、今までの話し合いの場や会議で嫌だったな~と思う経験を出し合い、それをホワイトボードに出して受講生で共有しました!
私のグループで出てきたのは、「話し合いの場なのに全員が黙ってしまう」「一人の強い権力者がいて、その人の顔色を伺いながら会議が進行されたため、有意義なものにならなかった」など、私自身も経験したことがあるものがいくつもありました
ではなぜ、そういう状況になるのでしょうか?それには4つの懸念(ギブの理論)
①受容懸念:自分やほかのメンバーをグループのメンバーとして受容できるか。
②データの流動的表出懸念:自分の考えや感情を表に表すかどうか。
③目標形成懸念:自分と他者との動機づけの強さにかかわる懸念。
④社会的統制懸念:自分の影響力を行使したり他者の影響力を受け入れるかどうか。
が原因とされています!!
この4つの懸念の話を聞いたときに今までの話し合いの場を振り返ってみて、「確かにそうだったな~」と思った部分がたくさんありました!!(笑) 私自身、話し合いや、会議の場において進行役やまとめ役をすることが多いため、今日の講義で学んだファシリテーションを活かして、自身の役割を果たしていきます!!
宮道さん、本日はお忙しい中講義をしていただき、ありがとうございました!!