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沖縄地域社会ビジョン大学院2019 7/19 (金) 多様な主体で暮らしを支える地域福祉

沖縄本島多様な主体で暮らしを支える地域福祉
場所:天久ヒルットプ「地域交流室」
日時:2019年7月19日(金)
みなさんこんにちは!
地域ビジョン大学院9期生の比嘉です!

今回の講義は「多様な主体で暮らしを支える地域福祉」です!
講師として島村聡さん(沖縄大学地域研究所長、日本社会福祉士会アドバイザー)に来ていただきました!!
講義の狙い:「複雑化する地域の困りごとを地域で支えていくために、複数の団体や組織で支えていく動きがあります。なぜ複数の組織での協働が求められるのか、社会背景や地域の現状を知る。また、その中で私たちができることを考える」ということでした!

最初は講義の導入として、今日の講義がSDGsとの関係がどこにあるのか説明してくれました。
その関連性は
①普遍性、②包括性、③参画型、④統合性、⑤透明性にあるようです。
次に、社会的包摂というキーワードをもとに、講義を進めていきました。
社会的包摂(ソーシャルインクルージョン)は、社会的排除の反対の概念とされており、その理念は、すべての人々が共生する社会、誰一人排除しない社会を目指すことだそうです。それを達成するためには、あらゆる人、団体と連帯を含め、新たなつながりの深い社会を作っていかないといけません。また、パートナーシップも重要視していく必要があります。
パートナーシップを重要視した結果、信頼され、パワーの相互作用が生じ、支援者も自己効力感を高めていっているとおっしゃっていました。
さらに、何かしらの取り組みをする際には、
①すでにその分野で活躍している主体との関係づくりや棲み分け
②1対1ではなく、三角の関係
③何のために(目的)、何をするのか(得意技)を絞ること

が重要だと教えてくれました!

最後に講義のまとめとして
・重要なクライアントとのパートナーシップを基本とすること
・自分がしたいことではなく相手がしたくなることを目的に
・個から地域へ、地域から個へを忘れずに
・自己開発型、ジョイント型、ネットワーク型など特性を発揮しやすくする
これらを基に、多様な主体とwinwinの関係をつくり、誰のためにやるのかを考えることが重要だと教えてくれました!

講義の後半は、最終発表に向け、それぞれグループに分かれ、島村さんを交えて企画をまとめていきました!それをどのようにまとめたかをグループで発表していき、フィードバックをもらいながら新たな視点を加えていきました。
今日の講義で習ってことをしっかりと企画の中に取り入れ、最終発表に生かしていきたいと思います!
島村聡さん、本日は講義をしていただき、ありがとうございました。🙇‍♂️

<受講生比嘉>