日時:2019年8月3日(土)
場所:琉球大学 地域創生総合研究棟 1階産学官交流フロア
皆さんこんにちは!沖縄地域社会ビジョン大学院9期生の眞榮城です!
本日は二部構成の講義でした!
では、講義を紹介していきます
第一部 SDGsと政策立案
講師:島袋 純 氏 (国立大学法人 琉球大学 教育学部 政治学教授)
講義内容は、SDGsについての再確認や、なぜSDGsを必要とするのか、また、その価値について学びました。
その他にも、政策に基づく政治的価値や、政策立案においての課題発見と課題設定、沖縄でなぜSDGsを必要とするのかというお話もありました。
その中で、私が特に関心をもったのは、
「目標は、価値前提」という話で、
意思決定には、事実的な要素と、価値的な要素(倫理的、べき論てきな要素)が含まれおり、
また、意思決定にはその前提があるが、この前提にも事実的なものと価値的なものがあると学びました。
例えば、目標は意思決定に対するインプットとして提供される価値前提であることがわかりました。
講義では、質問タイムも設けられ、グループで質問を作りました。
私たちのグループでは、
「子どもの貧困を30%から15%にするために、地方自治ができることはなにか?それをチェックする機能、法的根拠はどうあるべきか、そのために人材育成を行っている大学の役割とは?」
という質問をしました。その回答として、
「一括交付金の現金寄付をする。または、学童や、保育園に現物給付をするのが効果的。」
と仰られていました。
沖縄でも、2018年に当選した玉城デニー知事が、「誰一人取り残さない」と公約に掲げ、
すべての人々の尊厳を守る、優しい沖縄の社会づくりをしていくということが、県民と共有されました。
私も沖縄県の政策について考え、「誰一人取り残さない社会」を作っていける一人になりたいと思います。
第二部 SDGsと地域振興
講師:宮里 大八 氏 (沖縄市経済文化部観光振興課 主幹)
この講義では、金沢工業大学の学生が株式会社リバースプロジェクトと共同開発した
THE SDGs アクションカードゲーム「X(クロス)」 を使って実際にゲームをしながら、SDGsの課題解決について考えました。
SDGsは「誰一人取り残さない」という考えを実現するために、17の目標を達成していくものですが、
社会課題は一つ解決すると、その課題を解決したがために、新しい課題がうまれてしまうということがあります。
たとえば、「すべてのエネルギーを太陽光発電で賄おうとしたら、住む土地や農地までもがソーラーパネルで埋め尽くされそうになった。」
のような課題です。これをトレードオフといいます。
このトレードオフの解消方法をゲームをしながら考えることができるのが、「X(クロス)」の良いところです。