私たちのチームの発表した内容を簡潔にご紹介します。
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私たちのチームの仮テーマは
「まちの雨端(あまはじ)をつくる~思わず歩きたくなるエリアを目指して~」です。
皆さんご存知だと思いますが、
雨端(あまはじ)とは、沖縄の伝統的民家の軒に出た庇の空間で、内部と外部とをつなぐ中間領域のことです。
観光地、商業地、住宅地などそれぞれのエリアで人が歩きたくなる空間をソフトとハードの両面から創っていくことを目的として、このようなテーマを設定しました。
テーマ設定の背景として、車に頼りすぎる社会構造や人々のライフスタイルの変化、価値観の多様化、AmazonをはじめとするECの急速な普及などによって、地域を歩く人の姿が少なくなっていることや、「車社会の沖縄」では、地域やまちなかで知り合いに会う楽しみが減っているのではないかといった話題がチームの意見交換の中であがったことにあります。
では、この問題は
「誰が何に困っている」のか
・地域コミュニティや繋がりが薄れている
・子どもたちが友達の住んでいるところが分からなくて困っている
・高齢者が買い物をする場所がなくて困っている
・高齢者が通院できなくて困っている
など、困りごとは千差万別であるため、「対応策を考える」のか「適応策を考える」のか、
課題の設定に悩む中、
そもそも「部屋・家・敷地」から「まちや地域」へ一歩飛び出すハードルが高いのでは?
ハードルを下げる工夫を展開することが必要なのではないか?
そこであまはじ空間(内と外をつなぐ自然な空間。歩ける空間。楽しく健康的でいられる空間。)を活用して家の中から外へ出かけたくなる仕掛けづくり、人と人とが繋がる空間をまちに広げていく装置、仕掛けづくりをしていきたいというような企画を発表しました。
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企画発表後、運営委員との意見交換の時間が設けられました。
・具体的なエリア設定があった方がいいが、チームで複数の
エリアを設定してもよい・お金、メリットを生み出す→継続的な仕組みが必要、
既存のものを活用する
・自分の住んでいるエリアと結び付けて考える
・目的外→誘発、目的外の移動に焦点をあて、継続的な取り組みが
できるかを考える
など、様々なアドバイスをいただきました。
今回頂いたアドバイスをチーム内で共有し、意見を出し合いながら、課題の設定やどのような企画の実現を目標とするのかなど、チームの方向性を明確にして取り組んでいきたいと思います。また、もう1つの
チーム『共動車』の皆さんは、「渋滞問題」を“
乗り合い
”という視点から解決していこうという企画をつくっています
いただいたアドバイスを参考にさらに企画を練っていくことで、オリジナリティ溢れた企画になると思います。
最終発表までの残り僅かな時間を大切に、チーム一丸となって励んでいきましょう!
(受講生:川上)