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沖縄地域社会ビジョン大学院2019 8/9 (金) メディア論

あしあと黒メディア論あしあと黒
講師: 稲垣 暁

日時:2019年8月9日(金)
場所:琉球大学 地域創生総合研究棟 1階産学官交流フロア
皆さんこんにちは!
沖縄地域社会ビジョン大学院9期生の眞榮城です!
今回の講義は、ビジョン大学院9期の最後の講義になりました。
最後の講義では、企画の情報整理や、報道メディアが行う情報収集の方法、写真の撮り方などを学びました。
では、講義内容を紹介します!
まず最初に、ゼミのチームに分かれて、ゼミ企画の「やりたいこと」と「なぜやるのか?」をまとめるワークを行いました。
このワークの目的は、現状課題の明確化をすることで、チームの企画を再整理することでした。
記入項目は「やりたいこと・実現したいこと」、「変えたい現状」、「実現した後の姿」、「実現に向けたプラン」の4つで、付箋紙に書いて貼り付けていきました。
書いて見える化することにより、企画の再整理だけではなく、
新しく見えてきた企画の価値もありました。
本事業企画での情報整理本
最初に取り組んだ企画の整理には「社会課題改善型」「発明/再発明型」の2パターンあるということを学びました。
今回のワークは前者にあたり、
「社会課題改善型」は、「現状課題」についての仮説を立証し、課題を解決することで、現状維持に優る「社会的価値」を創造します。
「発明/再発明型」は、未知の見えないニーズを洞察し、サービスを創造します。
その他にも、報道メディアの社会実践や情報整理、情報収集の仕方について学びましたが、
特に驚いたことは、報道メディアが記事や番組を作り、読み手や聞き手を満足させるには、
記事や番組で使用する情報の約6倍の情報が必要だということです。
例えば、番組構成に使った情報量が12000字だとすれば、番組で使った情報量は2000字ということになります。
また、その情報を収集するうえで、「自分で調べる」「事実を細かく観察する」「文字化する」という3つが、大原則であることも学びました。
お箸情報重箱づくりお箸
そして、最後にもう一度、ゼミのチームでワークを行いました。
最後のワークでは、生み出される「社会的価値」を情報力で深める、情報重箱づくりを行いました。
情報重箱とは、沖縄の伝統的な重箱に盛り付けられた具材に、それぞれ意味があるように、
各チームの企画を一つの重箱と見立てて、企画が生み出す「社会的価値」を具材として盛り付けたものです。
このワークによって、私たちのクループでは、「社会的価値」を見出すだけでなく、企画の可視化と
企画を実行することによって生まれる、社会的価値の「根拠」を再確認することができました。



次回はいよいよ最後のゼミです。
今回の講義で発見することができた「価値」を、最終発表で聞き手に伝えることができるよう、
最後のゼミ、発表準備、頑張っていきます♪赤
稲垣先生、貴重な講義ありがとうございました!

(受講生:眞榮城)