まちなか研究所わくわくは、沖縄県で活動しているまちづくりNPOです。

沖縄地域社会ビジョン大学院2018 8/6(月)「人づくりから住み続けられるまちを考える」

人づくりから住み続けられるまちを考える

皆さんこんにちは!沖縄地域社会ビジョン大学院8期生の伊禮門です曇り
今日、8月6日(月)は「人づくりから住み続けられるまちわ考える」の講義が琉球大学地域交流センターで行われました!

本日の講師は大城喜江子さんです
大城さんは浦添市立森の子児童センター館長・一般社団法人まちづくりうらそえ代表を務めていらっしゃる方ですおすまし
講義のねらい
まちの課題をどのようにとらえて、どのような取り組みを行っているのか。また、行政、企業など他団体等を巻き込みながら、子供たちへの教育を通して行うまちづくりについて実践者から学ぶ。
講義では大城さんのこれまでの活動が紹介されました!
一般社団法人まちづくりうらそえ
・地域とともに学び育ちあえる市民性教育の発信と住んでよかったと思える地域づくりをします。
・地域ぬ宝 世ぬ宝であるてぃーだぬふぁー(てだこの子)を育み支えあうコミュニティを創ります。
・コーディネーターとして、あるがままを受け入れ、自分らしく幸せに生きる力と生き抜く力を備えた人材育成を目指します。
上記のような理念を持って浦添市のまちづくりに尽力している。
繁多川公民館
大城さんは、以前、繁多川公民館の運営に取り組んでいました。
その時、地域の方の聞き取りを行う中から、繁多川では、豆腐が戦前から戦後にかけて各家庭でつくられ(現金収入)、いまなお美味しかったと評判である事が分かってきました♪赤
そこで、楽しく広がるまちづくり「あたいぐゎープロジェクト」として、豆腐づくりを再現してみることにびっくり
10粒の大豆から栽培を始め、今では小学校の授業で豆腐づくりの実習が毎年行われるほどになりました。そして、その授業に地域の方達が先生として招かれ、地域間の交流にも発展しました。
森の子児童センター
理念:自立に向けて切れ目のない支援 福祉と教育の融合
地域の見守りの中で異世代交流のできる、明るく、楽しい、明日も明後日も来たくなる、
お帰りと言ってもらえる第二のおうちのような児童館づくり、地域と一緒に学びあえる(市民性教育)居場所づくり、
住んでよかったと思える地域づくりを目指して取り組んでいます。
住みやすいまちづくり
①住みやすいまちづくりと題して中学生たちと防災マップをつくった。
②子供たちと街歩きをして、より安全性について考えてもらって避難ルートを決めていく。
③それを発表して意見をもらい練り直すのを繰り返し行う。
④2000軒避難訓練実施の呼びかけポスターを作成し、一軒ずつ回って配布。
結果:実施400人の参加!消防署も出動!
本当に様々な活動を行っているパワフルな方でした炎



活動の紹介をしていただいた後は各グループで大城さんへ質問をし、答えていただきました!
質問をいくつか紹介します。
①どうやって情報を集め、人を引っ張ってきたのか?
誰が事業をやってくれるか考え、やりたい!と協力してくれそうな人と行っている。
②理念づくりはどのように?
みんなで一緒につくっている。時間はかかるがみんなで。
③活動資金はどのようにして確保しているのか?
全て委託事業なので予算はでるが、持っているところ(担当しているところ)が多くてとても大変。
大城さんはとても行動力があるのだとお話を聞きながら何度も思いました。何かを実行する際には、物事の本質を捉えることが大切。
質問の中で答えていた、どのような人が協力してくれそうか考えるという言葉もとても納得しましたおすまし子供の貧困についても少しお話していました。学校の協力が欠かせないのだと。難しい問題ではありますがより理解が深まった気がします。パワフルな大城さんを見ていると私ももっと学びを深めようという意欲が湧いてきました炎
大城さん本日はお忙しい中ありがとうございました。

受講生:伊禮門