皆さんこんにちは!
沖縄地域社会ビジョン大学院8期生の宮城です。
第5回目の講義は「市民性教育論(シチズンシップ教育)」についてでした。
【講師:川中 大輔 氏】
シチズンシップ共育企画代表・龍谷大学社会学部専任講師
今回は
・市民になるとは
・市民になる学びとは
・私の市民としての成長を考える
ということを中心に講義を進めてくださいました。
そもそも市民とは?
社会のメンバーとして、社会に必要、または望ましい、または善きことと思われることを自律的に行う指向性を持つ人々のことをいいます。
また、市民と住民の使い分けとして
・市民→良くしていこうと考える人
・住民→そこにただ住んでいる人
このように使い分けされてるといいます。
そして、市民性教育とは
市民であることに気づき、市民になるためのプロセスを教える教育のことを指します。
社会に参加する時は、「いや」という気持ちを大切にすることが大事だといいます。
また、「他人ごと」を「自分ごと」にするだけでなく
「自分ごと」を「世の中ごと」にすることも大事だということを教わりました!
グループワークでは、今、日常生活で嫌だと感じていること、困っていること、そして
①社会への関心や関与に踏み出すには
②市民が社会を動かすためには
③そのためにどのような知識や技能、態度の習得が望まれるか
④市民としての成長・成熟を促すためには
ということについて、それぞれ考え意見を出し合いました!
私たちのグループから出た意見として
・安心できる環境づくり
・共感を生むような文化的アプローチをする
・身近なところからでも、スタートさせる
・とりあえずやってみる精神
などという意見がだされました。
最後に若者の社会貢献に対する意識について学んだこと紹介します。
今の若者は社会に関して無関心だと思われがちですが、実際のところは大人が思ってるよりも興味・関心は持っているのです!
ではなぜ、そう見えてしまっているのか、それは行動を起こさないという所に原因があります。
「じゃあ行動すればいいじゃん」という声もありますが、なぜ行動しないのか。
それは、今の若者が社会に対して「あきらめ」と「無力感」を抱いているからなのです。つまりは、フリーズ状態になっているというだけなのです!ですから、そういった若者たちを何かしらのアクションを起こしている人たちが一緒に巻き込んで活動していき、眠れる若者の才能を開花させていくことが大事だと思います
また、そういったまだ活動していない市民を「問題」と捉えるのではなく、「資源」として考えることが大事なのかなと思いました!
川中先生、本日はお忙しい中
県外からお越しいただきありがとうございました