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沖縄地域社会ビジョン大学院2018 7/5(木) 地域の基礎代謝

炎地域の基礎代謝炎

皆さんこんにちは!
沖縄地域社会ビジョン大学院8期生の宮城です!
第3回目の講義は、「地域の基礎代謝」についてでした。
【講師:白井 旬 氏】
職場の基礎代謝 専門家/(特非)沖縄人財クラスタ研究会 代表理事
 今回は、自分自身や他者の特性を知り、お互いの実力を発揮するために必要な考え方について学びました!
 まず初めに、沖縄県における離職率についてお話いただきました。
ここで早くも衝撃を受けることとなりました、、、
なんと、沖縄での入社3年以内の離職率が60%という驚くべき実態が発表されたのですびっくり!
 話は生涯収入に移りますが、3年以内に離職した人は4年以降の人と比べると、なんと倍近い差があることがわかりました。(だったら、同じ会社でずっと働いてた方がよくない?)
 では、なぜ沖縄はこんなにも離職率が高いのでしょうか。それは、、、
従業員が「働きがい」を感じてないところにあったのです!
これは、沖縄県雇用政策課の平成23年のデータですが、従業員の約8割の人が職場での「働きがい」を感じていないということが分かったのです。(そりゃ辞めたくもなるか汗
では、何が「働きがい」を感じない要因になっているのでしょうか?人間関係?
いいえ、実は人間関係と働きがいの相関関係はないんです。(え~、じゃあ何が原因なの?)
それは、 「不」 が原因だったのです!
「不」とは、例えば「不機嫌」 「不自然」 「不足」 などといったものです。この「不」が積み重なることによって基礎代謝が下がり、結果的に「働きがい」の低下につながっているのです!
基本的に代謝が下がると本来持っている力を発揮できなくなってしまいます。

グループワークでは、能力と実力の違いや問題と課題の違いなどをお互いに話し合いどういうものなのかを出し合いました!
ちょっと雑談:グループワークではジャンケンで発表の順番を決めたのですが、負けた人から発表というのが私たちの中で定着していますが、ここでは勝った人から発表するという方法が取られました。そうすることによって、だんだん皆自分から発表するようになるといいます。ぜひ皆さんも試してみては!?)

私たちのグループで出た意見として
・能力は元々持っている力で、実力は
 付けていく力
・問題は出されるもの、課題は自ら取り組むもの

などといった意見が出されました!
白井氏によると、
 「能力」=元々持っている力(保有している力)
 「実力」=発揮する力。
 「問題」=大きいもの(着手しやすい)
 「課題」=問題を細分化したもの
ということでした。
また、課題に対するアプローチが2つあり、能力に対するものと実力に対するもの、
能力×不〇〇=実力ということも教えてくださいました!
つまり、「不」がたまるとパフォーマンスが低下するということです!
(職場や地域社会でも、何の不があるかを見つけることが大切ですね。)
私たちも「不」がたまらない為にも、言葉使いなどにも配慮していきたいですね♪黒
 ここで白井氏から教えていただいた、「不」がたまってしまう、「使ってはいけない言葉」を皆さんにもお教えしたいと思います。
・「急ぎで~」・「きちんと~」・「ちゃんと~」・「普通は~」
上記4つの言葉は使ってはいけないといいます。(使ってしまうと、、、)
「不」がたまる→パフォーマンスの低下→経営悪化→さらなる「不」の蓄積
といった「不」の連鎖に陥る危険性があります。
また、「この件大丈夫?」って聞くな!!
ということも教えていただきました!(「大丈夫?」と聞かれて、「大丈夫」と答える人は大概、大丈夫じゃないとか…ガ-ン
 今回は、地域や職場での基礎代謝ということで様々なことを教えていただきました。
その中でも、いかに「不」を取り除くことができ、また、溜まらにようにすることがどれほど重要なのかということが一番勉強になりました。
 また「うまくいってない」と思うだけでなく、「不」が多いんじゃない?ということに気づけるかが重要だと思いました!そして、今日教わったことを今後の活動に活かしていきたいと思いますキラキラ 
白井先生、本日はお忙しい中ありがとうございました!!

(受講生:宮城)