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沖縄地域社会ビジョン大学院2017 7/27(木) 政策形成論

こんにちは!ビジョン大学院7期生の内間です!
今回の講師は、私の大学のゼミの教授でもある、佐藤 学(さとう まなぶ)先生です!

【佐藤 学】
早稲田大学政治経済学部政治学科、同大学院政治学研究科、ピッツバーグ大学政治学大学院を経て、中央大学より政治学博士号取得。専攻:地方自治、米国政治、日米関係。
今回の講義は政策形成論ということで、政策とは何のか、政策形成とはということを本講義の最初に教えていただきました。
政策とは、公の力で、問題を解決する試み、その仕掛けであり、政策は、何かしらの問題解決策ということになります!
政策形成とは、問題発見課題発見課題設定を行うことで、何が問題なのか、何を良くしなければならないのかと問題を特定することです。また、その問題は以下の4つ等に分かれています。
○今のままよりも良くする必要 → 経済
○今困っていることを良くする必要 → 貧困、経済格差
○このままいったら困ることを防ぐ必要 → 年金、福祉
○過去の間違いをただす必要 → 少子高齢化 
と時系列で分けることができます。
問題解決するためには因果関係を紐解かなければならないので、何が原因なのか、問題起きた結果どうなるのかを論理を建てる必要があります!
その論理が正しく政策として良いものかを判断するのが政策評価になるんですね!
しかし、評価する際、注意しなければならないのが、自分たちに本当に必要なのかを問うこと。時代と社会にあった政策なのかを、吟味する必要があります。
知識を蓄えたので後半はグループワークを行いました!
テーマは
「大学生対象の給付型奨学金は政策として実施すべきか?」
について話し合いました!

グループで話し合う様子



私たちグループは、大学生には政策として実施すべきでないとしました。その前の、中学、高校から低所得の方々へのアドバイザーや給付奨学金などの方が必要としました。
他のグループでは、企業が奨学金を出してもいいと思うや、いい人材を育てるためにお金面で助ける必要があるなど賛成の意見も出ました!
最後に佐藤先生が、私的と公的の線引きを、理由を述べて多くの人を説得せないかん!と話されていました。
つまり、時代と社会によって線引きの場所は異なるので、多くの人を納得させることが政策として実現することを今回の講義で学びました!
お忙しい中、貴重な講義、ありがとうございます!


差し入れもおいしく食べさせていただきました!有難うございますラブ

(受講生:内間)