まちなか研究所わくわくは、沖縄県で活動しているまちづくりNPOです。

沖縄地域社会ビジョン大学院2016 7/23(土) フィールドワーク

こんにちは!
ビジョン大学院6期生の照屋です。
今日の午前中は、ビジョン大学院OBOG主催のフィールドワークがありました!!
ワークの目的は
OBOGとともに、地域に出て地域の課題や資源を学ぶことでした
今回フィールドワークを行った場所は繁多川公民館です( ^ 0 ^ )
ビジョン大学院6期生のメンバーのほかに、OBOGの安慶名さん、中村さん、つづきさんも一緒に参加しましたニコニコ
館長の南さん、繁多川地域に詳しい波平さんから繁多川地域についての情報提供を頂き、
理解を深めました。
繁多川地域の人口は約1万人。元々住んでいる人もいるが戦後多くの県内移住者が住み、新しく入ってきた人も多い。全国的な問題で、人口減少が進み高齢者の割合が高まっている。ここ繁多川も例外ではない。

そこで、
お題「高齢者の孤立」
お年寄りを孤立させないように地域でどう取り組んだら良いかをかんがえることでしたふたば
さっそく作戦会議。

それぞれのチームで、高齢者の孤立を防ぐためのアイディアを実際に散策して探しました音符オレンジ♪赤

散策した後、各チームでまとめた「高齢者の孤立」について
資源×資源=解決策という形で発表しましたふたば

まず一つ目のチームの案は、
「民生委員×地域の若者=独居老人における災害時の初期安否確認」
地域には坂道や階段があり、地震発生時にお年寄りが避難所に一人で行けるだろうかを考えるとサポートが必要だろう。顔が広い民政委員と若い力を結びつけて、緊急時に最短ルートを確保して公民館に集合できるような仕組みが必要ではないか。
そして二つ目のチームは、
「自慢できること(野菜、花、料理)×空き地(ある程度使える場所)=教わる・作る・販売する・会話する」
普段家の中で過ごすことが多いお年寄りを外へでてみようかなという気にさせるには、自分が持っているものを発揮できる環境を作る。野菜や花を育てる人、手作業で物が作れる人、料理が上手い人に教わり、作ることを共有し、スーパー・コンビニにはないちょっとしたものの販売をし会話が生まれ元気になるのではないか。
最後の三つ目のチームは、
「ピンポンして出てこない人×掃除=安否確認」
通りにそれぞれの名前がついていたことから、その通りごとに週に一回でも清掃日を決める。事前にビラ配り。そして、2,3週間ぐらい参加してない人がいたらおうちに行って呼びかける。それが安否確認につながって街の人同士の交流にもなる。

今回考えたお題は繁多川公民館だけの問題ではありません。地域を良くしていくための提案を公民館の目線から考える良い機会になりました!実際に歩いて地域を知る・考えることは新鮮で自分が住んでいる地域とは違う町並みで面白かったです。発表後のお話の中で地域に取り込むには女性はおしゃべりをする場があれば参加するが男性は役割を持たせるとやる気になると、行動しようと思う理由が異なり、女性は集まりやすいと仰っていました。孤立して外に出ないことで生じる課題を公民館だけでなく住んでいる私たちも考えていく必要があると思いました。

(受講生:照屋)