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沖縄地域社会ビジョン大学院2016 7/1(金) 人を動かす企画力

こんにちは!
沖縄地域社会ビジョン大学院6期生の中根です。
第二回目の講義は、「人を動かす企画力」についてでした。
では、さっそく7/1の講義の内容についてご報告いたします。

講師:平良 斗星氏
(エフエム那覇 会長、みらいファンド沖縄 副理事)
今回の講義の目的は「企画書を書くということ本質を理解をし実践することで、明日から誰かを企画書で説得できるようになること」でした!
企画書を書く前に
①誰を説得するのか
→説得したい人を特定する。決定権者が分からない時には調査し、会う段取りを作るなど事前準備が大事。
②紙は1枚にまとめる
→忙しい人にも目を通してもらうため。読みやすく。
③問題設定
→課題の当事者は課題の本質を分かっていないことが多いので、ヒアリングを繰り返して事実を積み上げ、そこから課題の本質を見極める。
④ヒアリング
→ニュアンスより数字が答えになる質問を100ぐらい用意し、事実を積み上げる。
「誰を説得するか」のところでは、平良さんが実際にやった事前準備などの生々しいお話や、大人の世界のことを聞くことができてとても勉強になりました(笑)
企画書の必要要素
タイトル
サブタイトル
→キャッチコピー
目的  「~をすることで~を達成する」
→一番大事。一行目にあるべき。複数あるときはサブ目的も書く。
 ①~③に命をかける。具体的に分かるように書く。
④背景理由
→天地人(天の時、地の利、人の和)
 天の時:このタイミングしかない 地の利:我々は条件がそろっている 人の和:人もいる
 それができるのは自分だけだ!
⑤企画内容
→端的に何をするを明記
⑥コスト
→必要な資源(人、モノ、金)
 お金は総額を書く
⑦現状
⑧要望
→相手に対するお願い事を書くことで、何をしてほしいのか分かりやすくなる。
⑨署名、日付、守秘義務



この講義を聴いた後に企画書を作ってみようということで、実際に企画書を作りましたふたば
ビジョン大学院の現役生とOBOGの参加できる政策提言ネットワークを組織し、収益を上げるという設定で、そのネットワークをシンクタンクとして起業するというグループワークでした。
私たちのグループは、
タイトル「おじぃおばぁ自分史制作事業」
サブタイトル「豊かな終活をサポートしたい」で、
OBOGのおじぃおばぁを紹介してもらって自分の人生を本にするなり、電子媒体、ホームページにのせるなりして自分史を作る。そして自分の人生を残すことで満足感をもってもらおう!という企画でした。
今回の企画書は出資者が出資したくなるようなタイトル、サブタイトルを作ることが主であったため、うまく伝えられるにはどのような言葉を使うとよいか、相手を引きつけることができるかなどアイデアが浮かばず自分のボキャブラリーのなさを改めて実感しました(泣)そして、グループワークの中でも自分の思っていることを言葉にして伝えようとするとなかなか考えをまとめることができずとても苦戦してしまいました。
最後の企画内容を発表するプレゼンテーションも難しく、多くの課題を発見することができましたうわーん

今回の講義を受講して、
◎説得したい人が誰なのかをイメージする!
→専門用語を使うか、どこまで詳しく書く必要があるかなど「書き方」を説得する人によって変えなければいけない。
◎企画書は順番が決まっている!
→目的を先にて提示して背景を書く。
◎事前準備を怠らない!
→下調べ(ヒアリング)なしでは良い企画書はできない。
ということを学ぶことができましたニコニコ
また、今まであの問題どうにかしたいな~と思ったことはあっても、実際に企画書を作って誰かに伝えることはしたことがなかったので、これからは何か解決したいことがあったらとりあえず企画書をつくってみる!ということを実践していこうと思います。
今回の講義をこれからのゼミ活動でしっかりと活かせるよう頑張っていきたいです!!

(受講生:中根)