まちなか研究所わくわくは、沖縄県で活動しているまちづくりNPOです。

沖縄地域社会ビジョン大学院2015 10/18(日) NPOマーケティング

こんにちは!
沖縄地域社会ビジョン大学院5期生の永井です♪
今日は9:30~15:30までの一日講義でした。
では、さっそく講義の内容を報告したいと思います!
講師:長浜 洋一氏
(NPOマーケティング研究所代表、シャンティ国際ボランティア会戦略アドバイザー)
今回の講義の狙いは・・・
企画をしていくために必要な「マーケティング」とはなにか、特に非営利のマーケティングとはなにか
について学ぶことでした。
NPOマーケティングには、
受益者向けのマーケティングと支援者向けのマーケティングがあります。
受益者向けのマーケティングとは製品やサービスなどを提供して対価を得る活動ですが、
製品を提供して対価を得るという活動は、NPOマーケティングの中では割合が小さいと知りました。
なぜなら多くの受益者が金銭的に厳しい生活を送っているからです。
一方サービスの提供は、目には見えない提供物であり無償で提供されることが多いので、NPO活動の大半を占めています。
ん?じゃあどこから
サービスを提供するための資金が生まれているの?
と疑問に思いますよね~?
そこで大切なのが「支援者」です。
支援者向けのマーケティングとは寄付やボランティアなどの支援を得るための活動です。
金銭的支援は、寄付や会費など個人・法人を問わずに行っていて、支援者のメリットとしては社会貢献をした精神的満足感に加え、お礼や報告、各種特典などを提供しているそうです。
物的支援は、換金性の高い物品や古本、会議室などのNPOに対する支援と、衣類や食品などの受益者向けの支援に分かれています。
人的支援はボランティアをはじめ、専門性の高いプロボノなどを獲得する活動です。
次はNPOのマーケティングと成果についてです!
成果=到達地点-現在地点

成果とは、目指す状態である「到達地点」から「現在地点」を差し引いたものであり、
団体にとっての課題だそうです。
つまり!
成果=課題!!

成果と聞くと自分のやってきたことの結果だと思っていましたが、
そうではないんですね~。

午後はゼミのグループに分かれて、
今ゼミで調べている社会課題を具体的に掘り下げていくワークを行いました。
ワークの中で、社会課題のステークホルダー(利害関係者)の分析を行いました。
受益者を中心に置き、自団体がどのようなサポートを行うのか、
協力してくれる他団体&個人は誰なのか、競合するのはどのような人や法人なのかを事細かに書き込んでいきました。
まずは個人でステークホルダーを書き、次にグループの人とそれを共有する、という流れでした。
この作業を行うことでグループ内でも新しい発見があり、今後のゼミに役立つだろうと思いました。
私たちのグループは人数が少なかったので、他のメンバーにもステークホルダーを共有して
今後に生かすことになりました!

★感想★

私は今回の講義で大事だなと思ったことは、支援者へ向けての活動です。
資金を集めたり、物資を集めること、ボランティアを募ることは、受益者へサービスを提供する為に必要不可欠だと思います!
受益者のことばかりに目がいって支援者の大切さに気が付きませんでしたが、今回の講義で「支援者って大事なんだ!」と考えさせられました。
また、成果=課題という方程式にもビックリさせられました!
社会問題って次々出てくるし、終わりがないのかもしれないと考えましたし、
社会問題に限らず、自分の身の回り(バイト・学校etc…)のことにも当てはまると思いました!