まちなか研究所わくわくは、沖縄県で活動しているまちづくりNPOです。

沖縄地域社会ビジョン大学院2015 10/1(木) ゼミ3


こんにちは
沖縄地域社会ビジョン大学院5期生の我那覇です。
ゼミも残すところ後3回、そして次回のゼミは中間発表です。
各ゼミグループ中間発表にむけて案をまとめていました。
子供の貧困問題について調べている私のグループ「脱貧困連鎖教育」は
ゼミ2は参加率が悪く、話し合いを行っていなかったため、今日が二回目のゼミとなりました。
他のグループと比べて、まだ案が定まっていないため焦りがありましたが、
良い話し合いの場となり、子供の貧困問題について真剣に考えるとても良い時間となりました。
さっそく、「脱貧困連鎖教育」の話し合いの内容を記していきます。
まずは、各自調査してきた沖縄県の貧困状況をみんなで共有していきました。
沖縄県は
・ひとり親世帯の増加
・一人あたりの所得が全国最下位
という状況にあります。
また、日本は子供の貧困率が16.3%
であり、今や「子供の貧困大国」と指摘されています。
こうした中、沖縄県は「沖縄県子供の貧困対策に関する検討会」と題し、話し合いを行っていることもわかりました。
私自身、子供の貧困問題がこんなにまで深刻な状況にあるということは知らなかったので、
貧困について調査をしていく中で沖縄は全国的にも厳しい状況にあるということを知り、驚きが隠せずにいました。
貧困状況を共有し、私たちは
貧困になっても負けない心を育てる教育
を行おうと考えました。
学校教育とは違い、学校では習わない教育の場を設けようということになりました。
私たちの教育の中心となる考えは上記にある、「貧困になっても負けない心を育てる教育」を行うことです。
貧困は誰もが陥る可能性があります。災害や病気はいつだれの身に起こるかわかりません。
私たちは、貧困予備軍でもあるのです。貧困になっても打ち勝つ心を育てる、そういうねらいがあります。
この教育で私たちが伝えたいこと、教育のねらいは
・働くことでもらえる喜び対価の価値
・貧困が悪いというイメージを変える
・貧困に負けない心
・子供の可能性を広げる

そういう場を設けていきたいという考えになりました。
案としては、寺子屋やあおぞら学校のような地域教育環境整備を行うことで、子供たちの可能性を広げ、貧困連鎖を断ち切る教育ができるのできるのではないかという結論になりました。
話し合いを通し、貧困の定義とはそもそも何なのか。
貧困状況にある人は自分が貧困ということを気づきその状況から抜け出そうと考えているのか。
さまざまな疑問が頭に浮かび、根深い問題を議論していることに気づきました。
中間発表前に子供の貧困問題について県の検討会にも参加し、不登校の子供の居場所「kukulu」を開所している金城隆一さんに
ヒアリングを行うので、貧困についての疑問、状況、そして企画書のアドバイスを得にいきます。