まちなか研究所わくわくは、沖縄県で活動しているまちづくりNPOです。

沖縄地域社会ビジョン大学院2014 11/1 NPO論

みなさんこんにちは〜〜ニコニコ
私は現在琉球大学の大学院で都市計画を専攻している
学生の志伊良(しいら)といいますパンダ
院での研究テーマとして、行政や住民、企業やNPOの協働のあり方について調べています
アップグー
今回はNPOについて学ぶ為に
沖縄地域社会ビジョン大学院の講義
『NPO論』講座に参加してきました
日時:11月1日(土) 9:30~15:30 
会場:介護付き有料老人ホーム天久ヒルトップ『地域交流室』    
(那覇市天久1126 天久台病院敷地内)
講師は、
小阪亘さん(公益財団法人みらいファンド沖縄)
   
プログラム内容
前半:NPOの社会的位置づけ、制度・歴史
後半:NPO組織設立、事業計画
今回の講座では、
参加者全員で 
NPOの今後の可能性について考えてみました。
そもそもNPOって何?
と聞き慣れない方のために少し説明します。
語句:「NPO」
意味:Non Profit Organizationの略で「非営利組織」と訳されています。
非営利なので利益を出してはいけないんじゃないの?と思われる方も多いかもしれませんが、NPOも事業などをとおして利益を上げることができます。
 ただ、利益が出てもスタッフや会員など、関係者で利益を分配しなければいいということなのです。つまり分配しないということは、事業をとおして出た利益を社会的な活動のために使うということです。(=私的目的ではなく、社会貢献のために資金を活用する)
 NPOが取り組む課題には、ボランティア(=無給スタッフ)だけでは解決できない問題も数多くあります。
参考HP⇒  http://www.kobekec.net/npo-tenani.htm
難しいようですが、短く説明するとこのような団体です。
それでは早速、講座の内容に移りたいと思いますグー

今回の講座のはじめに、参加者のみなさんのモチベーションを体で表現してもらいましたキラキラ 
  
モチベーション100%の人は腕がまっすぐ伸びていますアップ
逆に腕があがってない方もちらほら、、、、(笑
ご覧の通り、参加者によってモチベーションは全然違いますね(笑
モチベーションが低い方も、
講座の最後には100%になっていることを期待しましょう!!
つづいて、参加者同士で自己紹介を行いました♪
自己紹介の際には、この講座でどうしても聞きたいことを1人1つあげていただきました。

みなさんからあげられた意見をまとめるとこのうになりましたキラキラ 
1)こらからのNPOの可能性について
2)仲間のつくりかた(NPO設立するための)
3)NPOの存在意義

どれも重要な視点ですね。
しっかり学んでいきましょうびっくり
はじめは、プログラムの前半にもあるように
主にNPO法とは?NPOの社会的位置づけなどに関しての講義を受けました。
次に、日本政府がインターネットで公開している、
『徳光・土佐の知りたいニッポン』でNPO特集がされていたので、みんなでその動画を鑑賞しました。
この中で2つのNPOがとりあげられていたのですが、
2団体を参考にしながら、NPOの強みと弱みについて
グループに分かれ班内で意見を交わしました。
グループ作業①
『NPOの強み弱みとは?』
NPOの強みに関しては、
・NPOでの活動を通して、参加者に充実感が生まれ、感動を提供・共有できる
・新しい市場を生み出す、良いことを事業化できる
・社会問題に対して、柔軟に対応できる(フットワークが軽い)
などといった意見が挙げられました
NPOの弱みに関しては、
・お金を得てはいけないと思われている(ボランティア活動と混合されがち)
・活動に対して共感(=理解)を集めることが難しい
などといった意見が挙げられました
みなさんの意見から、
NPOの弱みをきちんと把握して改善しつつ、
強みはさらに強化していく必要性があると感じましたニコニコ
つづいて
講義の後半に2つ目のグループ作業を行いました。
グループ作業②
行政の限界、市場の限界って何だろう?』
ん???難しい質問ですね???汗
参加者のみなさんも、この質問に関して一生懸命考え、意見を交わしました。
行政の限界に関しては
・すべての社会問題に目が行き届かない(=問題の多様化)
・対応が遅い→できることに限りがある
・競争がないので政策に発展がない
・ルール・ニーズにしばられる
などといった意見が挙げられました。
また、市場の限界に関しては
・市民に(活動の)情報がいきわたることがない
・儲からないことはできない(=利益追求主義)
・環境の配慮がされてこなかった(カネ・モノが先行し、ヒトは後に考えられた)
などといった意見が挙げられました。
このように、
行政(第1セクター)や市場(=企業=第2セクター)が対応できなくなった
社会の課題に対して
気づき、行動をはじめ、活動を展開してきた人達が
”NPO”として 社会を支える第3のセクターとして注目されるようになったのです
講座を受講して思った事
今回の講座から、
NPOがなぜ社会で必要とされるようになってきたのか、
どのような可能性を秘めている団体なのか、
活動をたくさんの人に知ってもらうためにまだまだ解決されていない課題や問題点、
について学ぶことができましたおすまし
また、印象に残っていることとして
「地域の課題は地域で解決する」
ということです。現代において、私たちの身の回りではさまざまな社会問題が存在し、
地域課題の複雑化、多様化が進行しています。
また、その問題に気付いている人、いない人、
さらには気付いていてなおかつ課題解決に向け活動している人などがいます。
そこでみなさんに覚えてほしいことは
NPO”とは
Non Profit Organization(=非営利組織、収益を目的としない)
ではなく、
Not for Profit Organization(=NPOの活動で得た収益は社会貢献のために使われる)
ということです。
このように、市民の意見に寄り添い、少数派の意見を吸い上げながら
活動している団体がNPOなのです。
また、活動分野も多種多様に存在しているのが魅力の1つでもあります。
NPOについて興味を持ったみなさん、ぜひ、自分の身の回りで活動しているNPOについて調べてみてはいかがでしょうかキラキラ 
長くなりましたが
最後に
講師の小阪さん、スタッフの下地さん、参加者のみなさん、本当にありがとうございましたサクラ
(受講生:志伊良)