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沖縄地域社会ビジョン大学院2014 10/17 メディア概論〜社会変革のための情報マネジメント〜

日時 10/17 19:00〜21:00
場所 天久ヒルトップ

メディア概論

〜社会変革のための情報マネジメント〜

講師は沖縄国際大学・沖縄大学 特別研究員の稲垣暁さんです。
今回はイノベーションについての講義でした。
《主な流れ》
稲垣さんは前職で、某企業の人事部に勤めていた時、業務改善を行なっていました。そこでイノベーションについて実施してきた経験を中心に講義をしていただきました。
イノベーションとは?
内閣府
これまでのモノ、仕組みなどに対して、全く新しい技術や考え方を取り入れて、新たな価値を生み出し、社会的に大きな変化を起こすこと。(内閣府HP)
イノベーター個人の考え
意識・知識・組織・形式を更新するための「断」「実行」⇔前例踏襲主義・有職故実・「囚われのワナ」
2−8の法則
2割の改善で8割の成果がでるなどのジンクスのある数字だそうです。
イノベーション事例として、「毎年度初めに、2割を捨てる。2割を新しくする」を実行してきたそうです。
「そもそも」ワークショップの投入
そもそもこの業務は何の為にやるのか。そもそもこの業務でどんな価値がうまれるのか。を考えていくことをすること!
・イノベーションに繋がる情報は足元(社内)にある!
・イノベーションに繋がる情報は手元(スマホ・パソコン)にある!

例えば、社内の内線電話がなくなる現象は、スマホやパソコンでのweb情報伝達能力の向上によって起こされた。
その後、企画発表のグループにわかれ、今回取り組んでいるテーマについて「そもそも」WSをおこないました。

メディアは「情報再編集」「発信」「コミュニティ」の時代
①今までは「1対多」。今では「多対1」
②今までは「発信者→受信者」
 ・発信権・編集権はマスメディアが握る
 ・情報が加工され、再流通することは少ない
 今はむしろ「発信者⇔受発信者」
 ・マスコミが市民メディアをあと追い
 ・中立的なまなざし→セレクト→新しい価値→コミュニティづくりと対話
社会変革の為の情報マネジメント
あふれる情報から社会課題の解決に必要な精度の高い情報をセレクトし、時にはウラを取り、新しい価値をつけて再発信する。→キュレーション
セレクト→まとめ→新しい気づき・価値→対話
今回の講義で今、行なおうとしている企画の見直しができたとおもいます。
誰の為に、どんな価値を見出すのかをもう一度問い直せました。
稲垣先生、お忙しい中ありがとうございました。