まちなか研究所わくわくは、沖縄県で活動しているまちづくりNPOです。

沖縄地域社会ビジョン大学院2014公開講座の開催しました!

沖縄地域社会ビジョン大学院2014 公開講座
を開催しました。その様子をご紹介。
地域を支える「資金循環」と「まきこみ力」
~市民のお金が新しいつながりをつくる~

日時:8月18日(月)19:00~21:00
場所:介護付き有料老人ホーム天久ヒルトップ「地域交流室」
(那覇市天久1126 天久病院敷地内)
参加者:38名

※「沖縄地域社会ビジョン大学院」とは、地域社会の課題解決の取り組みに参画する社会人を対象とした、短期集中プログラムです。問題の本質を捉えるための「視点」「理論」を学び、地域課題を解決する企画提案を行います。受講生の皆さんが持つアイデアを社会のために活かす入口となることを目指しています。(※学校教育法上で定められた大学院ではありません。)
沖縄地域社会ビジョン大学院2014受講生募集中!
プログラム詳細はこちら → http://machiwaku.ti-da.net/e6537687.html
公開講座では、
講師に木村真樹 氏(ミュニティ・ユース・バンクmomo 代表理事、公益財団法人あいちコミュニティ財団 代表理事)をお招きし、NPOバンクのしくみや融資事例、融資先を支えるmomoレンジャー等などお話いただきました。
公開講座で話されたキーワードを一部ご紹介
=================
◆木村真樹 氏の講義
■コミュニティ・ユース・バンクmomoの立ち上げ
・持続可能な地域社会へ
・日本の総人口は減少をたどっている
・税金で公共サービスをまわせない時代 ⇒ 公共サービスを民間が担えるしくみへ
「出資」という社会参加の形。お金の使い道がわかる
   ⇒ コミュニティ・ユース・バンクmomo 設立
  
■ハンズオン支援
・出資者の力を借りた ⇒ 出資者と融資先をつなぐ「momoレンジャー」
  出資者の力・・アイディア、プロセスへのまきこみ、融資先ツアー、商品開発
・momoレンジャーの融資先へのかかわり方
 「忠告」「提言」ではなく、「質問」「紹介」「管理」をする
・「受け止める」と「受け入れる」。団体自身で決める力をつけてもらう
・momoレンジャーのあり方
 融資先へのリスペクト、組織の基盤強化である
■課題の見える化
・問題をちゃんと伝えれば自発性はわきでてくる
・問題を数字で伝える。「数字」はみんなの共通言語
・評価するためにも数値化は大事
・あいち「見える化」ウェブ  http://aichi-community.jp/mieruka/
=======
講座の後、参加者同士で意見交換。
その後、3名でディスカッションを行いました。
ディスカッションのキーワードも一部ご紹介。



==============
◆ディスカッション
木村真樹 氏
平良斗星 氏 (沖縄地域社会ビジョン大学院運営委員、エフエム那覇代表)
蟇目崇 氏
 (沖縄地域社会ビジョン大学院2013修了生、合同会社リージョナルスタンダード代表社員)


■ボランティアで大切にしていること
・企業で働く男性にきくと「ボランティアは、どこまで関わったらいいかわからない怖さがる。」 
   ⇒期限を区切る。関わった成果をわかりやすくする。寄附目標をつくる
・寄附集めは応援団を増やすこと
・ボランティア参加に大切にしていること
1)最初にしっかりボランティア説明を行なう
2)社会に参加する人を増やす
3)ボランティア、寄附は「お願い」しがちだけど、対等な関係なので「お願い」はしない。
「いっしょにやりませんか?」「参加しませんか?」と呼びかけ。
■情報をこまめに発信
・愛知コミュニティ財団設立の際には、500名の出資者が集まった。
出資者には、「感謝をする」「依頼をする」
・人をまきこむにはこまめな情報発信
・こちら側が勝手に「どうせ参加しないだろう」と思うのは失礼。
参加するか決めるのは相手。発信していくことが大事
・活動の武器は「報・連・相」。ボランティアを1人にさせない。孤独を防ぐ。
■多様性のある参加の設定
・多様性のある参加(momoレンジャー。フレンドレイザー、インターン・・・)
・お互いの不幸をうまないために自分で「参加します」と決め手関わってもらう
・当事者性をもった人、責任感。最初にしっかり説明している。
【受講者からの感想】
・一般企業でもNPOでも共通部分って沢山あるんだってことを改めて感じました。依頼すること感謝することって何にでも通じるんですね。
・お金を上手に使っていると感じました。人材育成、まちづくり、参加のデザインにお金が効果的に使われていると思いました。
・日頃、地域に関して深く考えをめぐらせた事がありませんでした。もっと地域社会に目を向け、本当の意味で地域社会とつながり共に関わっていけるようなきっかけをいただいた気がします。
===========
お話いただいた、木村さん、ご参加いただいたみなさま
ありがとうございました!!

沖縄地域社会ビジョン大学院2014
は、
「地域への眼差しをもった人材育成」と目的とし、
社会を変える力「課題設定力」「企画力」「ネットワーク力」を磨く場となっています。
今年度は、9月4日(木)からスタートします。
県内外からの講師の方をおよびしての講義、そして課題解決のアイディアの提案をおこなうプログラム。
みなさまのご参加お待ちしています!!
大学院の募集詳細はこちら
http://machiwaku.ti-da.net/e6537687.html
受講申し込み締め切り:2014年日(月)