「参加」で社会を変えるファシリテーション 講座2013
ワークショップを『組み立てる』参加の場のプログラムデザイン
講師 川中 大輔 氏 (シチズンシップ共育企画 代表)
場所 天久ヒルトップ 地域交流室
10月20日に今年で2回目となるファシリテーション講座を開催しました!
最近では行政、民間企業にかかわらず幅広い場所で様々な人の意見を拾い、どう形にしていくかが大事になってきています。
その意見をひろう場、参加する場であるワークショップをよりよいものにするために必要なこと、意識しなければいけないこと等を主にグループを作っての実践を中心にして学習しました
ここで当日の様子を少しご紹介します。
【主な内容】
◆まずは自己紹介から
まず初めに、今回の講座での意気込みを書きつつ一人一人の自己紹介から始まりました。
皆さん異なった目的をお持ちでしたが、高いやる気は共通していたように思えます
次にファシリの経験がある人、知識はある人、全く知らない人など、に分かれたり、
この後のワークのグループ分けもしつつ笑いもあり、緊張がほぐれる内容でした。
◆プログラムデザインのツボを探る 企画のいいところ、悪い所を考える。
つづいては実習として仮想の企画書のなかのいいと思うところ、悪いところを
グループごとにKJ法で出し合ってみました
一見するとよくできている
ように見える企画書のなかでも、よく見てみると色々とアラがあったりするもので各グループたくさんの付箋紙が模造紙を埋め尽くしていました。
それをふまえて全体でプログラムデザインのツボとはなんなのかを参加者全員で共有することができました。また意見を書いてまとめるファシグラ役は参加者から立候補していただきました
◆プログラムデザインを実践する
次にここまでで教わったことを意識しつつ今度は一人一人でプログラムデザインを実践してみました。
明確なテーマや成果目標、導入
本体
まとめ、、、などを考えながら短い時間の中みなさんレベルの高いものができていたと思います
参加した皆さんの感想も一部ご紹介します。
■本日の講義を受けての気づきや学び
○連続性、ストーリーを作るうえで問いのデザインが大切。
○自分自身がワークショップに参加することで具体的な手法を学べた。
○今までバクゼンとしていた「ファシリテーション」という考え方が整理できた。
○自分の考えを表現することによる気づき、他の人の考えを聞くことによる気づきがあった。
○講座の進め方がワークショップ流れだったので体験しながら学べてよかった。
■自分に活かしていきたいこと
○プログラムデザインの考え方は、人を動かす場面であればワークショップ以外でも応用できるので活かしていきたい。
○場を読む経験をつんでいき、プログラムを進めるうえで参加者とつくっていく力をつけていきたい。
○「学びを深める問いとデザイン」をもとに実際にワークショップ組み立てを実施します。
○これまで感覚的にやっていたが、これからは今日学んだことを押さえて考えてみたい。
○目的をしっかり押さえる。ゴールを明確に。
などなど、皆さんそれぞれで多くの学びを得ることができたようですね
今回は1日でプログラムデザインのコツからそれを実践するところまで含んだ
内容の濃い充実した内容になりました。川中さん、参加者の皆さん本当にありがとうございました。
(ボランティアスタッフ 仲村)