沖縄地域社会ビジョン大学院2013
9月12日(木) 天久ヒルトップ
19:00~21:30
第4回講義
市民調査論
講師:濱里 正史 氏
(公益財団法人沖縄県労働者福祉基金協会就職・生活支援パーソナル・サポート・センター 総合コーディネーター)
今日の講義は沖縄大学非常勤講師(「社会調査の基礎」担当)、中部広域市町村圏事務組合 「政策形成上級講座」講師も務めていらっしゃる濱里さんをお招きし、市民調査について教えていただきました。
【主な内容】
○市民に社会調査の要素は必要か?
→必要
・政府・行政、大きな公的団体は、地域社会の問題・課題や住民ニーズを把握するのが苦手であり、日常生活経験から市民が探知する地域社会の問題・課題屋住民ニーズの芽を、政府、行政、大きな公的団体に引き受けてもらう必要がある。
○市民に求められる社会調査に関する要素・能力
○社会調査とは何か
○なぜ社会調査が必要となるのか?
○社会調査の種類
・量的調査(統計調査)…広く浅い調査、確かめる調査、表面に出てきている問題を調査
・質的調査(事例調査)…狭く深い調査、発見する調査、世の中の問題を発見する
⇒両者は対立するものではない
事業を展開するためには、それぞれの特徴を生かして両者を上手く組み合わせることが重要
○一般的な社会調査のプロセスと市民調査におけるポイント
・内部探検と外部探検
⇒内部探検と外部探検を繰り返すことにより、問題意識が深まっていく
○社会調査と市民による企画提案
※情報の質
⇒Face to face 最も重要ではないか
○聞き取り調査に求められる能力
・信頼構築力
・傾聴力
・あいづち・うなずき術
・質問力
・観察力
・論理力
・頭の回転力(集中力)
○話題提供
・湯浅誠氏の活動
・立教大学 田中ゼミが2001年に行った「池袋西口アクションリサーチ」
今日の心に残る言葉
●「自分の中のモヤモヤとした気持ち、問題意識を育てていくこと」
⇒それは 問題・課題の芽 なのだから
第2回講師の古我知さんの「皆さんの自分の中の小さな思いを育てていってください」という言葉を思い出しました。
●「いつ、どこで はっ! と瞳孔が開くような場面が来るのか分からない」
⇒アンテナを張ることであったり、日頃の積み重ねであったり―…
●「動いたらみえてくる。だからこそ動いてみること」
⇒調査を始める前に、
方法は?
誰に聴けばいいの?
など分からずに止まり、そこで動き出さない場合が多い!
そこで立ち止まるくらいなら
まずは聴きやすい人、場所で聴いてみる方が◎!
その他、
今日もたくさんのことを学べました!
毎回ブログではすべてお伝えすることが難しいのが残念です…
机いっぱいの参考文献も持参してくださり、受講生の皆さんも写真を撮るなどされていました☺
今日の講義にも感謝です。
濱里さん
ありがとうございます。
受講生のふりかえりシートを一部ご紹介します↓
これらを含めて、他にも毎回素晴らしいふりかえりシートが登場しています!!
皆さんに関心です、、(汗)
今日もありがとうございました。
受講生:石川