2月4日(土)
「NPOの情報基盤」
リレー式で各講義の魅力や受講後の感想を綴っていく、
2月4日(土)2限目の講義は「NPOの情報基盤」。
講師は、エフエム那覇・代表取締役社長の平良斗星さんでした。
最初に講師の平良さんの自己紹介で打ち解けたあと、、
「全部のケースでマスメディアに取り上げられる必要があるか」
「当事者(NPO)が肥大する必要はあるか」
という2つの興味深い問いをいただきました。
①NPO当事者、近しい関係者
②一声かけると共感を得られる、主体的に行動を起こしてくれる人
③その他の人々
大抵は、この3種のタイプそれぞれに合った異なったコミュニケーションツールを使ったアプローチしています。
①は直接的な電話、メール、会合での呼びかけ
②はブログやネット、SNSを通じて
③がマスメディアを使って広域に
広報のポイントは「共感」を得られるかどうかであり、
そのNPOの理念などが、広域での共感を得られるものか、それとも狭域かを考える必要があるということでした。
「やみくもが常にいいわけではない、設計していく必要がある」とのことでした。
つぎに、これまでのNPOには、自分たちをブランディングしたり、大きく見せようとする傾向があったことに触れ、「天動説(自分中心)」から「地動説(社会課題中心)」の説明にしてはどうか、との提案が出されました。
「地動説」型の説明で、自ら活動を語っていくことで、社会とNPOの距離が近づくのではないかとのこと。
最近の業界の流れでもあるそうです。
最後に、平良さん自らの企画書を例に、企画書の書き方やポイントについて説明していただきました。
企画書作成の大事なポイントは
「人、お金、日数」のコスト感覚を絶対に入れること(コストのないものは企画書ではない)。
相手への要望を明確に入れること。
決定者は誰かを確認し、決定者と話ができるように心掛けること。
などでした。
情報発信ツールの使い分け、強みや特性を活かした考え方や活動内容の示し方、
具体的な企画書の作成方法など、非常にためになる講義でした。
平良さん、ありがとうございました。
最後に控えた企画提案に、よりよい企画書が作成できるように頑張ります
沖縄地域社会ビジョン大学院受講生 比嘉
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