現在、牧志第二公設市場跡地の利用をめぐって、2年前に行われたワークショップの結果を元に、那覇市が計画を立て事業が進められようとしています。
けれども、この計画は、2004年7月26日(月)の時点において、
① 牧志第二公設市場跡地周辺商店街・住民、利用団体、利用者、ワークショップ参加者にフィードバックされていない。
② 牧志第二公設市場跡地周辺商店街・住民、利用団体、利用者、ワークショップ参加者から意見の合意を得られておらず、それらの意見を十分反映したものになっていない。
③ 計画実施により建設される建物は、運営計画・利活用計画が十分立てられていない。
という現状があります。このような現状があるにも関わらず、“今年度事業である”という理由から2004年7月末で計画決定し、8月より実施設計に移ろうとしています。
そこで、牧志第二公設市場跡地の利用団体である『地域活性化協力隊』と、みんなで決めて、みんなでつくる、そんな社会づくりを目指す『まちなか研究所 わくわく』は、このようなまちづくりの行われ方に異議を申し立てるとともに、計画実施の延期・変更・中止を求めます。そして再度、牧志第二公設市場跡地整備・活用に向けた話し合いの場(合意形成の場)を、行政職員、専門家、牧志第二公設市場跡地周辺商店街・住民、利用団体、利用者で持てるようになることを求めます。
また、このような要求をする根拠として、牧志第二公設市場跡地周辺住民と周辺商店街にて役員を担っている方、商店街活動に積極的に参加されている方に、聴き取り調査を行い、その結果を根拠としています。
牧志第二公設市場跡地が、那覇市中心商店街をはじめ、那覇市民が納得し、より効果的に活用され、結果として商店街・地域住民同士のつながりを深め、地域活性化の拠点となることを願っています。